100milesAdventureとは?

 

北極冒険家荻田泰永が北極徒歩冒険行を経て計画した子供たちとのプロジェクト。

真夏の日本各地、毎年ルートを変えて100マイル(160km)を小学6年生たちと踏破するひと夏の冒険旅。

知らない世界を知ることで得られる感動、多様な世界の姿、小さな一歩を重ねていくことで遠くのゴールに辿り着く喜び、北極で学んだ多くのことを、未来を担う子供達にも経験してほしいという想いから発案しました。

少人数、長期間での歩き旅を通してチームは次第に家族のような結束を持ち、日本各地からバラバラに集まってきたメンバーは「みんなでゴールを目指す」というひとつの目標に向けて進みます。

アウトドア体験講座ではなく、サバイバル体験塾でもない。「旅」を通してチーム内に社会が生まれ、チームを取り巻く社会と触れ合っていく。

子供たちは全身で「いま」を吸収し、純粋で鋭いセンサーを駆使して新たな世界を知り、そしてまた自分たちの世界に帰っていきます。

 

100milesAdventureは、子供達の世界を押し拡げるひとつのきっかけになりたい。そう考えています。

100milesAdventure

 

第1回 2012年 網走 〜 釧路

第2回 2013年 東京駅 〜 富士山頂

第3回 2014年 大阪港 〜 福井若狭湾

第4回 2015年 厳島神社 〜 出雲大社

第5回 2016年 札幌 〜 大雪山旭岳

第6回 2017年 別府温泉 〜 熊本城 

 

過去開催の様子

第1回 100milesAdventure「網走〜釧路」

 

参加者:3名(男1名 女2名)

ルート:網走~釧路 160km

日 程:2012年8月1日~13日 13日間

 

北海道の中でも、様々なロケーションに富んだコース。オホーツク海をスタートし、ジャガイモ畑の広がる平野から藻琴山を越えると、その先には屈斜路湖。温泉郷の川湯温泉を過ぎ、弟子屈、標茶の酪農地帯を抜けるとその先は釧路湿原。北海道の大自然と人との生活が密着したコースのゴールは、港町釧路。雨が多かった13日間だったが、子供たちも全員元気にゴールした。

 

◯2012年の様子はこちら http://blogs.yahoo.co.jp/ogita_exp/30955845.html

第2回 100milesAdventure「東京駅〜富士山頂」

 

参加者:4名(男3名 女1名)

ルート:東京駅~富士山頂 165km

日 程:2013年7月31日~8月10日 11日間

 

東京駅を出発、新歌舞伎座や銀座といった大都会を進み、川崎、横浜、鎌倉を経て、湘南の海沿いを小田原まで歩く。小田原からは箱根に登り、峠のキャンプ場からはついに目指す富士山の姿が一望できた。富士山須走口登山道を、文字通り麓からすべて歩いて登り、富士山では5合目と8合目の山小屋で一泊。東京駅からの歩き旅で体の出来上がった子供たちにとって、富士山はもはや強敵ではなくなっていた…。飛ぶように富士山を駆け上がり、全員無事に登頂して旅を終えた。

 

◯2013年の様子はこちら http://blogs.yahoo.co.jp/ogita_exp/33270142.html

第3回 100milesAdventure「大阪港〜福井若狭湾」

 

参加者:5名(男3名 女2名) 

ルート:大阪港~福井県小浜市 160km

日 程:2014年8月3日~8月12日 10日間

 

3回目の100milesAdventureは関西開催!「日本一低い山」天保山公園を出発した5名の子供たち。今年はみんなお揃いのユニフォームTシャツを作り、気分も一致団結。大阪の街なかを通り、やがて歴史あふれる京都の中心地に。京都では100年前の古い京町屋を改装した宿舎に泊まり歴史に触れる。京都から逢坂の関を越えると、日本一の琵琶湖が目の前に。休養日はみんなで琵琶湖でおもいきり遊ぶ!予定が、なんと台風直撃のあおりを喰らって日程変更。江戸時代に若狭湾から京都に海産物を運んだ「鯖街道」にいまも色濃く残る歴史の匂いに触れながら、旧街道を北上して全員無事に福井県小浜市の若狭湾にゴールした。

 

◯2014年の様子はこちら http://blogs.yahoo.co.jp/ogita_exp/34907802.html

第4回 100milesAdventure「厳島神社〜出雲大社」

 

参加者:6名(男2名 女4名)

ルート:厳島神社~出雲大社 173km

日 程:2015年8月5日~15日 11日間

 

神話の時代から近代史まで、日本の歴史が凝縮したルート。宮島の厳島神社を出発してフェリーで対岸へ渡ると、広島の強烈な暑さが襲ってくる。暑い…。8月6日の広島平和記念公園での式典を間近に見て、北上すると急峻な中国山地を越えて行く。時々現れるトンネルの涼しさに感動しながら、美しい山々や山村を巡り、瀬戸内海から日本海をめざす。時折現れる集落ではお手洗いや休憩の軒をお借りし、その度に美味しい野菜や飲み物をいただいた。アップダウンの激しいコースであったが、全員が無事に出雲大社にゴール!多くの人に助けられ、道すがらに頂くトマトや野菜の美味しさに感動した旅だった。

 

◯2015年の様子はこちら http://blogs.yahoo.co.jp/ogita_exp/36237178.html

第5回 100milesAdventure「札幌〜大雪山旭岳」

 

参加者:7名(男6名 女1名)

ルート:札幌~大雪山旭岳 190km

日 程:2016年8月3日~13日 11日間

 

過去最長距離となる190kmの道のりを踏破して、北海道最高峰の旭岳登頂を目指す!札幌市街地を抜け、岩見沢市から山を越えると、美しい富良野・美瑛の丘陵地帯。寄り道して美味しいアイスクリームを食べるという嬉しい出来事もありつつ、それでも炎天下を毎日20km以上進む。時には足の痛みを訴えて、仲間同士で荷物を分け合いながら、みんなで目標に向けてひたすら進む。全員が無事に旭岳への登山に臨み、ロープウェーを使わずに一合目から全てを自分たちの足だけで登る。驚くほどの快晴の中、無事に旭岳山頂にゴールを果たした!

 

◯2016年の様子はこちら http://blogs.yahoo.co.jp/ogita_exp/37370049.html

第6回 100milesAdventure「別府温泉〜熊本城」

 

参加者:9名(男8名 女1名)

ルート:別府温泉~熊本城 170km

日 程:2017年8月5日~14日 10日間

 

日本を代表する温泉地である大分県別府市をスタートし、雄大な自然と豊富な食に恵まれた「阿蘇くじゅう国立公園」を抜け、名城「熊本城」を目指す初の九州開催!初日から台風に見舞われるも、日程をうまくやりくりしてなんとか全ルートを歩く。由布院の山奥の温泉宿や、見所満載の夢大吊橋などを通りながら子供達の団結は日増しに強くなっていく。阿蘇からは、未だ震災の爪痕も生々しい熊本を体験しながら、出発10日目に全員無事にゴールの熊本城に到着した!

 

 

○2017年の様子はこちら https://blogs.yahoo.co.jp/ogita_exp/38320031.html

なぜ小学6年生限定か?

 

小学生最後の夏、部活動などで忙しくなる中学生を前に、10日間の冒険旅に出てみよう!

小学6年生は、まだまだ子供の部分を持ちながらも、頭の中は十分に大人の考えも社会性も身につけ始めています。日本全国から集まってきた「同世代」の仲間たちと旅することで、今まで常識だった自分の世界の他にもたくさんの世界があることを知るでしょう。

そして、同じ子供たちとは何度も旅をするのではなく、一期一会でありたい。それが荻田の考え方です。

100milesAdventureには絶対の自信を持っています。参加条件を拡げ何度も参加するリピーターが集まるのは、その子を100milesAdventureの世界に制限してしまう危惧があります。

子供達には、もっともっと広く無限の世界があることを知ってほしい。

10日間の濃密な旅を共にすることで、きっと子供達は自分自身を呼んでいる広い世界の入り口に立つきっかけを知るでしょう。

 

だからこそ、チャンスは一度、小学生最後の夏、6年生限定なのです。

 

 

今後の展望

 

日本全国を歩きつくしながら、先々は海外での100milesAdventureを開催したいと考えています。

日本の子供たちと、現地の子供たち、同世代でありながら言葉も通じず、育ってきた環境もまったく違う。そんなチームがひとつの目標に向けて進んで行くなかで何が起きるのか!?

夢は広がるばかりです。

 

 

北極冒険家 荻田 泰永

カナダ北極圏やグリーンランド、北極海を中心に主に単独徒歩による冒険行を実施。2000年より2019年までの20年間に16回の北極行を経験し、北極圏各地をおよそ10,000km移動してきた。世界有数の北極冒険キャリアを持ち、国内外のメディアからも注目される。

日本唯一の「北極冒険家」

ALL PHOTOS AND VIDEO BY YASU OGITA ©

合同会社冒険研究所


このホームページは『ジンドゥー / JIMDO』サービスを利用して作製しています